パニック障害の薬物治療
パニック障害の治療は、パニック発作をできるだけ完全に消失することです。
そのため、薬を使ってパニック発作を消失しようとする薬物治療が行われます。
病院へ行くとまず勧められるのが、この薬物治療です。
処方される薬としては、以下のものがあります。
● 三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬
SSRIの登場以前は、パニック障害への適応が明記された薬が無かったため、
三環系抗うつ薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬が、パニック障害の治療に使われて
きました。
【 副作用 】
・ 三環系抗うつ薬 ⇒ 口渇、便秘、排尿困難、頻脈 など
・ ベンゾジアゼピン系抗不安薬 ⇒ 眠気、ふらつき
● SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)
SSRIは、臨床研究でパニック障害に効果があると証明された為、日本でも多く
の病院で処方されるようになりました。
半年から数年間、毎日飲み続けることにより、脳内の神経伝達物質の量やバランス
を安定させて、パニック発作が起こりにくい状態を維持します。
【 副作用 】
従来の抗うつ薬と比べると、副作用が少ないです。しかし、他の薬と比べると
副作用が大きい方です。具体的には、食欲不振や性機能異常などの副作用が
あります。
薬物治療は、一般的に行われている治療法ですが、以下のようなデメリットがあります。
● 治療に非常に時間がかかる
症状を見ながら薬の量を調整していくので、順調の場合でも数年はかかります。
● 副作用がある
薬には、必ずと言って良いほど副作用があります。いくら安全だと言っても長期間
の服用は、人体に少なからず影響を及ぼします。
● 薬物依存の可能性がある
薬を長期間にわたって服用することになります。
ですので、薬に肉体的、又は精神的に依存してしまう可能性があり、薬無しでは
生活できなくなることがあります。
パニック障害克服プログラム
パニック障害の症状は、人それぞれです。誰にでも共通して効く療法はありません。パニック障害克服プログラムでは、10以上の療法が提案されているので、自分に
合った療法を選ぶことができます。
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