パニック障害の診断
パニック障害の診断では、「パニック発作」が起こったかどうかだけを確認するのでは
ありません。パニック障害の症状としては、「パニック発作」以外にも、「予期不安」、
「広場恐怖」がありますので、この3つの症状の有無を確認して診断を行います。
また、この3つの症状の他にも、心臓や呼吸器などの疾患のために、症状が現れている
場合もあります。
たとえば、「パニック発作」では、”胸がドキドキする”、”息が苦しい”、”手足が震える”
などの症状があるため、他の病気の可能性もあります。
ですので、以下のような検査も同時に行われます。
● 胸に激しい痛みを感じる ⇒ 狭心症、心筋梗塞を検査
● 息ができなくなった ⇒ 呼吸器疾患、喘息、耳鼻咽喉の疾患を検査
● 激しいめまいがある ⇒ てんかん、脳外科的疾患、偏頭痛、起立性低血圧
メニエール病を検査
パニック障害の診断は、主に問診が中心的に行われます。医師の問診で聞かれる質問は
以下の通りです。
● 発作時の症状はどのようであったか?
● 発作が起こった原因で思いつくものはあるか?
● 発作に対してどのように思っているか?
● いつ頃症状が出始めたか?
● 一番近い発作はいつごろあったか?
● 発作はどのくらい続いたか?
● 発作の経験回数はどのくらいか?
● 日常生活のなかで、ストレスを感じるものがあるか?
● 身辺で、大事件など大きな変化があったか?
● 服用している薬はあるか?
● 酒やタバコの量や頻度
● 家族構成、生活環境、学歴、職歴、病歴
病院では、このような事を質問されますので、検査の前に、メモ帳に書き留めておいた方
が良いでしょう。
パニック障害克服プログラム
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